素晴らしかった。とにかく前半、京本の絵のうまさに衝撃を受け、絵を学びなおし、ひたすら描き続ける藤野の姿が素晴らしかった。おじさんは涙腺崩壊である。そして、自らが認める京本から、認められた藤本の歓喜の姿が、原作同様にこちらも大変に素晴らしかった。
改めて、いろいろ、あきらめたり、堕落している自分に活を入れられたような作品であった。もっと論文を書こう、仕事もしよう、やる気パルス(©島本和彦先生)を注入された一作であった。
漫画や絵だけでなく、音楽でも良いし、研究でも良い、全ての何かを作ろうとしている全員にお勧めの映画である。