多余的話

大沢武彦のブログです。

2020-12-01から1ヶ月間の記事一覧

読了、藤野裕子『民衆暴力-一揆・暴動・虐殺の日本近代』中公新書

大変に面白い本であった。お薦めです。 民衆暴力―一揆・暴動・虐殺の日本近代 (中公新書) 作者:藤野 裕子 発売日: 2020/08/20 メディア: 新書 日本の近代を描く場合、いわゆる政治的エリートを中心にして、その近代化を描くような物語があると思う。本書で描…

読了、東浩紀『ゲンロン戦記』

専攻も仕事も全く異なるが、やはり世代が近いせいか、東浩紀さんのお仕事は良くも悪くも気になっている人間の一人である。 『郵便的不安たち』も、『存在論的、郵便的』も読んでいる。 その意見に同意できないことも多々あるが、何だかんだで気になって、結…

いただきもの、ありがとうございます!奥村哲『文化大革命への道』笹川裕史編『現地資料が語る基層社会像』

最近、立て続けに御本を頂きました。ありがとうございます。 奥村哲先生、ありがとうございます。先生の授業で読んだ薄一波の回想録が懐かしいです。 勉強させて頂きます。 文化大革命への道: 毛沢東主義と東アジアの冷戦 作者:哲, 奥村 発売日: 2020/11/30 …

読了、ロビーロバートソン『ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春』

意外と言っては失礼かもしれないが、結構、読ませるし、面白い自伝だった。 ロビー・ロバートソン自伝 ザ・バンドの青春 作者:ロビー・ロバートソン 発売日: 2018/09/28 メディア: 単行本 やっぱ、ミュージシャンの自伝・伝記って割と面白い。有名人が出てき…