多余的話

大沢武彦のブログです。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

読了、劉慈欣『三体』早川書房、2019年

久しぶりに、壮大でエンターテインメント精神に溢れたSF小説を読んだという、そんな高揚感に包まれた。 昨日、Twitterでも呟いたが、今話題の中国SFである劉慈欣『三体』早川書房、2019年のことである。 一応、中国近現代史に関心を持つものとして、中国SFが…

読了、麻田雅文『日露近代史-戦争と平和の百年』講談社現代新書

長らく積ん読であったが、最近やっと読み終わりました。 幕末から第二次世界大戦終結までの日本とロシアとの外交を主に、伊藤博文、後藤新平、松岡洋右という三人の政治家を通して描く、新書であるが大作と言っても良いと思います。 まず、こうした通史を書…