2021-01-01から1年間の記事一覧
中央档案馆开放一批毛泽东文稿档案 - 中华人民共和国国家档案局 これはひょっとすると凄いニュースかもしれない。最初、このニュースを見た時にそう思った。 過去に、中国の档案館について、こんな文章を書いた事がある。胡錦濤政権から習近平政権へと移った…
過日、著者の小野寺史郎さんから御献本頂きました。ありがとうございました。 戦後日本の中国観 アジアと近代をめぐる葛藤 (中公選書) 作者:小野寺史郎 中央公論新社 Amazon で、早速に読みました。以下に述べるように大変に勉強になった良書であることは間…
前回の来日公演では、こんな会場はなかった。 駅を降りると思ったよりも大都会でオシャレな街であった立川である。 そもそもキング・クリムゾンとの出会いを書くと、大学生ぐらいに宮殿を勧められて、最初の内はピンときてなかったのだが、聞いていくうちに…
コロナ禍で自分としては結構長い間、リアル空間でライブを見てなかった。 過去の記録を遡ると海外アーティストはフジロック2019以来、国内を含めれば2019年12月のカーネーションのライブ以来の本当に久しぶりのライブであった。 本来であれば、などと言って…
すでに旧聞に属するが、この番組は大変に面白かった。 www.nhk.jp 李鋭については、過去のブログでも次のように取り上げた。 takeosa75.hatenablog.com 最近、この番組の事を思い出し、久しぶりにフーバー研究所のウェブサイトをアクセスしてみた。そして、…
などと、タイトルを付けたが、別に私はロシアの専門家ではなくロシア語もほとんどできない、一介の中国近現代史に関心のある人間である。とは言え、中国とソ連との歴史にについては、昔から関心があり、少しずつであるが調べたりもしていた。 コロナ禍で海外…
趣味・実益の両方の観点から、前に記事も書いたが、現在、天天中文というところでオンラインの中国語レッスンを受けている。 時々、中断はしているが、まぁまぁ続いており、まずまずのサービスなのではないかと思っている。良いところは、先生の数が充実してい…
TwitterとFacebook書いたけど、ここにもこの時の考え方として記しておこう。 自分の考えたことをアーカイブ化して残しておくと言う面から考えるとTwitterとかFacebookとかは、5〜6年前のものしか遡れない。ところがはてなダイアリーとかブログになると、もは…
率直に言うと、同書は、当初、表面的にはよくある所謂「反中国」本のように見え、スルーしていた。この本を読もうと思ったのは、実はたまたま安冨歩さんの以下の書評を読んだからだ。 週刊読書人8月27日号 楊逸・劉燕子著『「言葉が殺される国」で起きている…
読んだのは結構前なんですが、やっと時間ができたので、ここで今の感想を備忘録的に書いておきます。 中国共産党の歴史 作者:高橋 伸夫 慶應義塾大学出版会 Amazon 中国共産党の百年ということで、最近、多くの中国共産党に関する著作がでているが、前回に紹…
中国共産党、創設、百年である。そして、おそらくその百周年をねらって、中国大陸はもとより、世界中で中国、そして中国共産党の歴史を描く本がでるのであろうなと思っていた。 で、おそらく、日本においても、いや世界においても、中国共産党の歴史、百年を…
トーキングヘッズにも、デイヴィッド・バーンにもそれほど思い入れはない人間であったのだが、この映画は大変に素晴らしい! 僕は劇場で思わず拍手をして歓声をあげてしまったのであるが、そういうお客さんは他にもいただろうし、事実、映画が終わったら僕以…
前の通常版も読んで、大変に感銘を受けた本である。 本書は、大宅賞と城山賞のダブル受賞をしたのも当然の著作を新書化しただけなく、2019年の香港デモの章を新たに加えた「完全版」となる。 思い出話をすると、自分は天安門事件の時、高校生であり、少し中…
これは傑作。ヒューゴ&ネビュラ賞ノヴェラ部門およびスタージョン賞最終候補作でもある。 実は、ケン・リュウの他の作品は、僕のKindle内で積ん読になっていたのだが、どこかで同作の評判を聞いて関心を持ち、Kindleで購入。初めてのケン・リュウ作品だった…
長らく積んであったが、少し思うところがあって、読み始めて、大変に面白くて、一気に読了でした。 本書の指摘は大変に重い、しかし、今の世界を考える上での非常に重要な指摘をしていると思った。 暴露:スノーデンが私に託したファイル 作者:グレン・グリー…
本書はかなりすごい本である。日本にいる外国人や技能実習制度という単語に少しでも興味があったら、必読の本と言えよう。 これを読み終わった時、ありきたりだが、悪だとか不正というのは存外に近くにあって、自分はそれを知らないふりをしているか、それに…
ようやくけりがついた。そう思った人は多いのではないだろうか。
かつてというか、今でもそうなのだと思うが、歴史学専攻で、中国の歴史をやってみたいという学生に必ず勧める本というのがある。例えば、宮崎市定『科挙』なんかがそれにあたり、最初に読むけれど、勉強が進んで読んでも、ひいては歳をとった今でも、読んで…