多余的話

大沢武彦のブログです。

2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

読了、木村幹『韓国愛憎』中公新書

著名な韓国研究者による自叙伝の形を取りながら、近年の日韓関係を鮮やかに描き出した好著である。Kindle版で購入し、ちょっと読んだら、とても面白い語り口で一気に読み終えた。 韓国愛憎 激変する隣国と私の30年 (中公新書) 作者:木村幹 中央公論新社 Amaz…

読了、田中克彦『草原の革命家たち モンゴル独立への道』中公新書

実は読んでいなくて恥ずかしい本であるが、今頃になって読んで大変に素晴らしいと思った。 原著は、1973年である。奇しくも自分が生まれた年である。しかし、この本の中身は古びていないと思う。絶版なのが大変に惜しまれる。 草原の革命家たち―モンゴル独立…

読了、ブレディみかこ『他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ』

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ 作者:ブレイディ みかこ 文藝春秋 Amazon 年末に読んで面白かった。非常に読みやすくて、シンプルだが、決して浅くはない。前に読んだ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)』もそうだ…