多余的話

大沢武彦のブログです。

2007-04-30から1日間の記事一覧

やっと

『周恩来秘録』を読んだよ。 同書の性格上、やむ得ないとは言え、指導者の個性に還元しすぎる叙述がやや多いような気がしますが、力作であることは間違いないと思います。訳文も読みやすいですし、研究者でない方にもお勧めです。それにしても、本書を読むと…

菊池一隆「研究余滴 『現代中国研究』の活力ある発展の模索」

『現代中国研究』第20号が自宅に届く。大学院修士時代の指導教官である菊池一隆先生の「研究余滴」を読む。菊池先生が往時を振り返り、投稿論文についての熱い思いを書いている箇所では、まるでかつての大阪教育大学の研究室で直接、自分に語りかけられたか…

第9回戦後満洲史研究会備忘録

報告者:金美花(明治大学兼任講師) 報告タイトル:「満洲国崩壊後の延辺社会の変動」あいにくの雨と中国現代史研究会と重なってしまったためか、普段よりも参加者はやや少なかった。その分、マニアックな、密度の濃い議論となり、司会をやっておりながら、…