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成り行きで見てしまいましたが、なかなか気に入りました。
『アンダーグラウンド』『黒猫・白猫』等で著名なエミール・クストリッツァ監督の最新作。と言いつつも、実は僕はこの監督の作品を初めて見ました。
ストーリーは、ボスニア内戦が舞台という、陰惨かつ悲惨なイメージを良い意味で裏切ってくれるものでした。何というか寓話的であり、ボスニア内戦という個別的な状況を超えた、ある種普遍的とも言ってよいラブ・ストーリーでした（ちょっと冗長ではありますが）。
それにしても、日本人が日本の戦争を題材として、こういう話を撮ることができるのだろうか、とちょっと思いました。
