多余的話

大沢武彦のブログです。

走り書き

えらく間が空いて、ネタも無いので思いついたことをメモっておきます。

 結末は違いますが、ドストエフスキーの『罪と罰』みたいな話だなと、安直に思いました。思春期の自意識過剰さと醜さ、そしてまさに「天使」のようなヒロインをどう評価するかですかね。

 先日、購入。今のところ「はじめに」だけを読みました。そこで、ソ連北朝鮮の同盟の内実とは、著者が「偽りの同盟」と呼ぶような体系でもあった、とある。そうすると、当然「真の同盟」とはという疑問が出てきます。終わりまできちんと読んで、この問いを考えたいと思います。

 お勧め。まだ下巻を読んでおりませぬが、上巻を読むだけで、門外漢ながら、この本で初めて判明した多くの事実があるだろうと思いました。東京裁判に対する性急な評価を避け、新資料によって判明した事実を丁寧に描いた上で、改めて評価も行うという姿勢は、共感するものがあります。

ヒミズ(4)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

ヒミズ(4)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

モスクワと金日成―冷戦の中の北朝鮮1945-1961年

モスクワと金日成―冷戦の中の北朝鮮1945-1961年

東京裁判への道(上) (講談社選書メチエ)

東京裁判への道(上) (講談社選書メチエ)