多余的話

大沢武彦のブログです。

第8回戦後「満洲」史研究会(1月27日)のお知らせ

次回のお知らせも貼っておきます。それでは、皆様、よいお年を。

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みなさま

年内余日少なくなりました。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。

第8回の戦後「満洲」史研究会を2007年1月27日(土)に以下の要領にて開催します。今回は、大澤武司(中央大学政策文化総合研究所)さんに「引き揚げ」研究の現状と課題を報告していただくとともに、本研究会の今後の運営のあり方についてもみなさまと議論したいと考えております。ふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。それでは、どうぞよろしくお願いいたします。

第8回 戦後「満洲」史研究会
日時:2007年1月27日(土) 15:00〜
会場:早稲田大学アジア太平洋研究科19号館310号室
※前回と場所が異なりますので、ご注意下さい。

【タイムテーブル】
15:00〜17:00:大澤武司(中央大学政策文化総合研究所)報告
報告タイトル:戦後における「帝国」の遺民―「引揚・留用・残留・帰国・定着」研究の現状と課題(仮)
17:15〜  :今後の研究会の運営について

【大澤武司報告参考文献】
蘭信三『「満州移民」の歴史社会学』(行路社、1994年)
加藤陽子「敗者の帰還―中国からの復員・引揚問題の展開」(『国際政治』第109号、1995年)
蘭信三編『「中国帰国者」の生活世界』(行路社、2000年)
大澤武司「在華邦人引揚交渉をめぐる戦後日中関係―日中民間交渉における『三団体方式』を中心に」(『アジア研究』第49巻第3号、2003年)
加藤聖文「台湾引揚と戦後日本人の台湾観」(中共大学社会科学研究所台湾史研究部会編『台湾の近代と日本』中共大学社会科学研究所、2003年)
呉万虹『中国残留日本人の研究―移住・漂流・定着の国際関係』(日本図書センター、2004年)
林勝一「植民地からの帰還事業と『中国帰国者』問題に関する覚書」(『法政地理』第36号、2004年)
鹿錫俊「東北解放軍医療隊で活躍した日本人―ある軍医院の軌跡から」(『北東アジア研究』第6号、2004年)
阿部安成・加藤聖文「『引揚げ』という歴史の問い方(上)(下)」(『彦根論叢』第348号、第349号、2004年)
楊子震「帝国解体の中の人的移動―戦後初期台湾における日本人の引揚及び留用を中心に」(『東アジア研究』第13号、2006年)
加藤聖文「戦後東アジアの冷戦と満洲引揚―国共内戦下の『在満』日本人社会」(『東アジア近代史』第9号、2006年)