多余的話

大沢武彦のブログです。

ハイビジョン特集 文化大革命 蘇った3万カット “紅色新聞兵”が記録した10年

ハイビジョン特集 文化大革命 蘇った3万カット “紅色新聞兵”が記録した10年 7月9日(日) 後8:00〜9:30
1966年から76年にかけて中国全土に吹き荒れた文化大革命の嵐。厳しい情報統制が敷かれる中で、この闘争の一部始終を克明に記録し続けた一人のカメラマンがいる。
李振盛、65歳。文革期に黒龍江日報のカメラマンだった李は、「紅色新聞兵」として紅衛兵の様子や数々の集会の現場を取材、無数の写真を撮影した。当時編集部が「革命の宣伝に不適」と判断したカットは全て廃棄処分する規則であったにも関わらず、李はボツになった自分のネガを密かに自宅に持ち帰り、床下に隠していた。その数は実に3万カット。その後李自身が反革命分子として糾弾され一時期生活は困窮を極めたが、ネガは紅衛兵らによる執拗な家宅捜索でも見つけられることなく床下に眠り続けた。
文革終結プリンストン大学講師に招かれアメリカで生活し始めた李は03年、秘蔵写真の公表を決意。狂信的な紅衛兵反革命分子の吊し上げの様子を冷静な視点を失わずに切り取った写真は、世界的写真家カルティエブレッソンも絶賛するなど高い評価を受けた。文革に関してこれだけ多数の写真資料が発掘されることは、今後2度とないと言われている。
死者・行方不明者が数千万人にも達すると言われる文革開始から40年。当時李が「ひたすら被写体に食らいつき、命懸けで守り通した」という3万カットには、経済成長に沸き立つ現代中国の裏側に隠された“歴史の真相” が写し出されている。写真の現場では一体何が起こり、李はどういう思いでシャッターを切ったのか。また写真の中の人たちは当時をどのように振り返り、文革をどうとらえているのか。「カメラマン李振盛の目」を通して歴史的大悲劇とされる文革の実態を探る。
http://www.nhk.or.jp/bs/navi/docum_fw.html より

これは見たい。でも家ではBSハイビジョンは見られないんだよなぁ。どうしたものか。
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紅色新聞兵

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