多余的話

大沢武彦のブログです。

中村好寿『軍事革命(RMA)―“情報”が戦争を変える (中公新書)』

まだ読んでいる途中なのだが、とりあえず、メモ。

イギリスの著名な戦略家J・F・C・フラー少将は「小銃が歩兵を生み出し、歩兵が民主主義をつくった。なぜなら、小銃の前には、人間はみな平等にならざるをえないからである。そこで、一挺の小銃を持った人間は一票の価値を持った。そして数百万の兵士が誕生したことから、数百万の票が生まれた」と書いた。つまり、小銃の大量生産がフランス革命を起こし、次いで国民徴兵による軍隊、いわゆる国民軍隊を誕生させたというのである。
 徴兵制は戦いの基礎を変えた。これまで兵士は傭兵で、戦争の費用は高くついていたが、いまや安価なものとなった。兵士の損耗がどんなに大きくとも、徴兵適格者名簿で迅速にこれを補うことができるようになった。1805年、ナポレオンは「自分は一ヶ月に三万人を損耗してもかまわない」と言ったといわれる。

軍事革命(RMA)―“情報”が戦争を変える (中公新書)

軍事革命(RMA)―“情報”が戦争を変える (中公新書)


そう言えば、この本はすごく面白そうで気になっているのだが、読む時間があるかなぁ。


戦争の世界史―技術と軍隊と社会

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