多余的話

大沢武彦のブログです。

フジロック2023に行ってきた

今年は珍しく土曜日に仕事があり、2日目夜及び3日目の参加のみであった。

それでも、大変に楽しかったので、ブログに記しておきたい。

今年は、昨年と同様になんと、ほぼ全編、快晴の大変に希有なフジロックをまた体験させてもらった。その代わり大変に暑かったのではあるが、やむを得ない。本当は雨が少しぐらいに降った方が、涼しくもなり過ごしやすくもなるのだが、この辺の案配は難しい。

 

今年は体感的には去年よりも人は多く、だいぶ以前のフジロックと体感的に戻ってきたような感じがした。観客動員数がでているが、土曜日は3万8千人もいたのですね。そりゃ多いわみたいな感想です。逆に日曜日はもっといたと思うのですが、3万人いかなかったのかと驚きでした。

www.fujirockfestival.com

 

で、非常に個人的な事情であるが、去年に楽天モバイルが会場で繋がらず、今度はキャリアをソフトバンクに替えたところ大変に会場内で繋がり、SNS等快適でした。ありがとう!ソフトバンク

 

土曜日の夕方に越後湯沢駅についたところ、やはり人は少なく、大変にスムーズにバスに乗れる。シャトルバスの中に入ると座席はなぜかビニールで包まれており、誰かテンションが上がって酒でもこぼしたのかと思われた。それはさておき、フジロックの一番楽しい時間というのはバスに乗って、まだかなと待ちつつ、ハイウェイを曲がると会場が見えて、降り立った瞬間と思っている僕である。その瞬間を今年も感じることができて大変に嬉しかった。

あと、ちょうど、ELLEGARDENがライブをやっている時についたためか、アーティストグッズのコーナーがガラガラであり、あっという間にその際にフーファイターズのTシャツを買う。

二日目はスロウダイブ→フーファイターズを見る。スロウダイブは初めて見たが、何となくスーパーカーが今もやっていたらこんな感じなのか、或いは逆なのかと思いつつ、気持ち良いサウンドだった。しかし、今ひとつ仕事世界からフジロックへ身体がついて行っていないような感じもしたのである。

そして、人並みをかき分け、ついにフーファイターズである。前回はデイブ・グロールが足を骨折しており、何というか玉座とでも言うしかないものに座ってギターを弾いて歌うという偶然によるギミックがあった。しかし、今回は、バンドと大変にシンプルな画面と照明のみのステージングだった。

 

いつもと同じく、デイブ・グロールはギターをかき鳴らしてシャウトして歌う、非常にシンプルなロックンロールである。だがそれ以外に何が必要なのか、そんな思考停止とも言える快感に震えつつ聞いた。デイブ・グロールは、何度もなぜか水をぶっかぶり、ギターをかき鳴らして、シャウトする。その後、「27年前のファッキンフジロックに来た奴ー」(大意)とのMC、そうか、これは第一回フジロックのオマージュなのか(違ったらすいません)、第一回のフジロックへ行き、フー・ファイターズを見たことがある自分としてとても嬉しくて、「うお”お”お”お”お”お”」とシャウトする(隣のひとすいません)。

 

あと、前のドラマーのテイラー・ホーキンスも凄いドラムだったが、今回入った新しいドラマーも本当に凄いドラムだった。そして、何度も何度もデイブ・グロールは「For Fuji !!」とシャウトMCをしてくれて、大変に素晴らしい演奏と歌であった。大満足にて、宿に戻った。

3日目

民謡クルセイダーズOKI DUB AINU BAND→BLACK MIDI→カネコアヤノ→Weezer

体力がある三日目にしては、早起きして会場入りする、この日はたまたまですが、リハ中に音を鳴らすアーティストが多かったなぁ。早めに来てちょっと嬉しかったです。

 

フジロック2023 3日目

まず、民謡クルセイダーズだったが、これはお祭り感に溢れてハッピーなサウンドで素晴らしかった。楽しく踊った。次にOKI DUB AINU BAND、たぶん、同じく、民族音楽の現代的再解釈という佇まい。最後のサハリンロックからの展開は大変に上がる素晴らしいものであった。少し休憩と夜に備えてご飯を食べる。

ついで、BLACK MIDIを見る。前から一度、見てみたかったバンドであるが、ものすごい演奏力とキング・クリムゾンをそこはかとなく感じさせてくれる不思議なポリリズム感というか独自の音楽性が素晴らしかった。あと、このバンドのドラマーも凄かった。全体的にも、何というか、80年代キング・クリムゾンを現代的かつ凶暴にした感じで凄い良かった。

そして、ここから、ホワイトステージは人が多くなり、全てがスタンディングとなった。ついでカネコアヤノさんとなる。こちらも声が良いですね。切実な感じが大変に今っぽいというか素晴らしい。ちょっと「ロック」的なフォーマット過ぎるとも感じたが、非常に気合いの入った演奏だった。

カネコアヤノさんが終わると、中から人が出てきて、たぶんLIZZOを見に行くんだろうなと思いつつ、僕は今年はWeezerで締めると決めていたので、前の方に行く。ライブが始まる前のSEがヴァン・へイレインのパナマだったり、キッスのI Was Made For Lovin' Youだったので、それだけでやたらとみんな盛り上げる。そして、Weezerが始まると、やはり「My Name Is Jonas」でいきない反則的に盛り上がる。その後、「これからWeezerの歴史を振り返るドライブに行きます。みんなしっかりシートベルトを締めてください(日本語)」とMCをして、長いキャリア全般にわたって、いろいろな曲をやってくれた。そして、本編の最後は最新アルバムの最後の曲「Thank You and Good Night」で鮮やかに締める。ちなみに本人達の後ろに映るアニメも単純なんだけど、曲に凄いマッチして非常に良かった。

フジロック3日目 Weezer

アンコールもみんな大合唱で、最後は「Buddy Holly」でものすごい盛り上げる。前に見た際も非常に良かったが、今回はさらに自分たちのキャリア全般を振り返るという意味で大変に気合いの入った素晴らしいライブであった。

 

宿に戻ると、日程はないが恒例の「また来年!」があった。だいぶコロナ前というより、そんなこともあったなという感じに戻ったフジロックであった。今年は飲食店がちょっと並びすぎでないかと言うぐらい時間がかかったが、やはり演奏者はどれも素晴らしく大変に楽しい1日半であった。また、来年もよろしくお願いします。