多余的話

大沢武彦のブログです。

梁怡・李向前主編『国外中共党史研究述評』中共党史出版社、2005年6月

注文していたことすらすっかり忘れてたのだが、先週、我が家に到着する。
複数の中国人研究者による外国における中共史研究の動向整理である。
主要な目次を挙げる。

緒論
第一章 旧ソ連とロシアの中共党史研究
第二章 アメリカの中共党史研究
第三章 日本の中共党史研究
第四章 イギリス・フランス・ドイツ・オーストリア・カナダ等の中共党史研究

まだ、ぱらぱらめくっただけであるが、当然、第一・二章の比重が多く、半分近くを占める。気になる日本の部分は、1926年から現代まで、一応カバーしている。ただ、致し方ない部分もあるとはいえ、重要ないくつかの研究に触れていないのは少し残念である。そうは言いつつも、門外漢なロシア圏やヨーロッパ、カナダなどの研究状況を概観できるという意味で、なかなか便利な本かなと思います。これからきちんと読んでみよう。