多余的話

大沢武彦のブログです。

台北日記2日目 2006年12月1日

朝6時に起床。海外に行くと、健康的な生活になるので良い。たっぷり寝たので疲れもだいぶとれた。近くを散歩して、コンビニを見つけたので、そこで朝食を買う。


今日は、訪台の主要目的である中央研究院近代史研究所の郭廷以図書館に行く。事前調査どおり、パスポートを見せるだけで利用することができた。


図書館には、大陸の公刊された資料が大量にあって今更ながら驚く。東北各地の文史資料や党史資料、公刊資料集などが、かなりまとまって存在している点が大変に有用であった。僕も東北の各地の図書館や古本市などで、かなりの公刊史料を集めたと自負していたが、こんなにまとまって一カ所にあるのは初めて見た。そうすると台湾→大陸の順に史料を集めた方が効率的だったなぁと今更ながら思いいたす。


それはさておき公刊された資料集の中には初見のものもあり、台湾の1950年代の対中共調査と併せてコピーを取ることにする。図書館では、コピーカード(1枚あたり1元)を買って、備え付けのコピー機を自由に使うことが可能であった。ちなみに、中共哈爾浜市委党史研究室編『解放戦争中的哈爾浜』という本を見たかったのだが、誰かが借りていて見ることができず。今の台湾でこのようなテーマに関心を持っている人がいるのかー。是非ともお会いしたいとは思った。


昼と夜は、中央研究院の近くの食堂ですませる。テレビは選挙の報道ばかりをやっていた。その中で日本の選挙資金管理は大変厳しく、少数の金額を不正に取り扱ったために退職したというニュースをやっていて、何だか妙な気分になった。