多余的話

大沢武彦のブログです。

香港日記(その1)

425日(木)

 少し甘く見ていたら、飛行機の搭乗に遅れそうになり焦る。実は初めての香港へ出発。

 午後3時頃、香港に到着。香港のSuicaとも言うべきオクトパスカードと携帯電話のsimカードを買う。simカード購入の際には、店員さんに8日ほど滞在すると言ったら、日本円で千円ぐらいのカードをお薦めされ、それを購入する。設定やカードの入れ替えも全部やってくれるので助かる。simカードを入れ替えると、FacebookTwitter、ショートメッセージ、グーグルマップも使えて大変に便利。

 

それにしても、熱い。日本の東京よりも熱いような。すぐにTシャツ姿に変わる。今回のお目当てである香港中文大学に行こうとするが、やはり時間がなくて断念。

 

ホテルにチェックイン。近くの叉焼大王という店で夕食。味はまずまず。取りあえず休む。

  

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426日(金)

朝、早々に香港中文大学の中国研究服務中心に行く。

 

さし当たり、香港中文大学図書館については、中村元哉さんの投稿の記事を参照。 

村田雄二郎研究室 香港中文大学図書館

https://jdzg.exblog.jp/10024966/

 

図書館ビルの8階と9階が、中国研究服務中心となっている。多くの本が開架式でぶらぶらと眺められるところが良い。知らなかった面白い本をいくつも見る。

 

ここでは、近年、多くの研究者が、1950年代60年代の中国大陸を描く際に使用している『内部参考』を閲覧することができる。『内部参考』は、高級幹部のみが閲覧を許さるという内部発行資料で、中国大陸では一般に閲覧することはできない。

『内部参考』は、当時の一般紙には出てこない多くの「反革命」や「デマ」、「誤り」等々が報道されており、こう言ってはなんであるが、大変に興味深い資料である。図書館の職員さんは大変に親切であり、下手な普通話で話す外国人に対して、丁寧にかつ親切にいろいろと読む作法を教えてくれる。

 

あと、思わぬ収穫であったのは、噂に聞いていた『中共重要歴史文献資料匯編』を多数見ることができたことである。知っている人には当たり前かもしれないが、実は私は初めて見て、なかなか面白い記述を多く確認し興奮する。

 

資料を筆写し、せっせとコピーを取る。久方ぶりの至福の時間である。

 

午後6時前に音楽がなり、閉館となり、ホテルに戻り、夕食をとって休むことにする。

 

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