多余的話

大沢武彦のブログです。

香港日記(その2)

427日(土)

朝起きて、再び、香港中文大学、中国研究服務中心へ。

本日も調査。『解放軍文芸』なる1951年以降発行された人民解放軍の文芸誌のバックナンバーも見つけてなかなか興味深い。えんえんと『内部参考』を見る。

 

中心内の資料のほとんどは、普通にコピーを取ることができるが、『内部参考』だけがやや特殊だ。『内部参考』をコピーする際、申請者はIDとパスワードをもらう必要がある。IDを登録して、中心内のパソコンにログインをすることで、『内部参考』を画面上で見ることができる。その後に画面を見ながら、プリントボタンを押して印刷することになっている。コピーには制限があり、1日と「全体」のコピー量が決められている。僕は最初、一回の訪問につきかと思ったのだが、「永遠に」と言われ、ちょっとびっくりしてしまった。

 

あと、そのパソコン上では、『内部参考』の画像を印刷できるだけなく、記事のタイトル検索もすることができる。これはいろいろなキーワードでやってみると少し面白かった。

 

中心は午前中で閉まると言うことなので、午後は観光に行く。

まず、チムサーチョイのチョンキンマンションに。たぶんインド系の方がすごく多い。香港のもう一面を垣間見る感じだ。中はちょっと『恋する惑星』っぽいような。どうだろうか。

 

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定番のコースを経て香港歴史博物館へ。

 

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なかなか面白い展示。あと日本の香港占領は時間的には短いが、一つのハイライトのようにも大きく描かれていたところが印象的である(僕が日本人だから余計にそのように感じたのかもしれないが)。

 

その後、博物館の近くにあったという、六四記念館、すなわち天安門事件の記念館の閉鎖された跡地でも見てみようかと思ったら、Googlemapは全く別の場所を示している。おかしいなと思って調べてみたら、どうも、別の場所で再開をしたみたいで、それは行ってみたいと思い、早速行ってみることにする。

 

(参考)天安門事件からまもなく30年 記念館が再びオープン 香港

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190426/k10011898241000.html

 

記念館はビルの小さいスペースにあり、少しこぢんまりとしていたが、多くのお客さんがいた。こちらは公式の記録とは違う。香港の歴史の一つを垣間見た気分である。

 

 

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少し休んでいると夕立がやってきたので、急いで帰ることにする。本日はここで店じまいか。