多余的話

大沢武彦のブログです。

台湾日記(4日目)

本日は、配偶者様と息子様が日本に帰られるので、早起きして空港まで見送りに行く。日本に来る台風を心配していたが、幸いに本日であれば無事に飛べた模様である。そして、台北駅に再び戻り、国史館まで行く、ちょうど昼食になったので、周辺を散策したところ、食べる場所があったので、昼食を取る。大きい麻婆豆腐である。

 

国史館に入ると本屋さんでじっくり眺める。売っている本が大変にどれも興味深いが、ここではちょっと押さえることとする。

中に入ると民主化と選挙とも言うべき内容の展示をやっていて大変に興味深く、観覧する。映像技術を使ったものなども面白かったが一番興味深かったのが、資料のレプリカを手に取って眺めることができる部分の展示であった。これはなかなか良いアイディアではないかとも思った。それにしても、選挙と民主化、わが国でも同じような展示をやった場合の彼我の差を考えこんでしまった。どちらが良いのか悪いのかという問題でもないのかもしれないが。展示はなかなか素晴らしかった。

 

その後、閲覧室に行くと、面識のある中国近現代史研究者二人にお目にかかる。自分も含めて、皆さん、この夏の台湾詣でとも言うべき趣であった。閲覧室の施設はもとより、参考資料室の内容なども興味深い。とは言え、あまり予習せずに思いもかけずに行ったという側面もあったので、ここはあまり時間をかけず、二二八記念館や台湾歴史博物館へ行こうとしたが、両者とも月曜日のためかお休みであった。残念である。また、来られたら、来たいものである。そして、今回のメインの滞在先になる中央研究院へ向かう。すっかり重くなった荷物を引きずったが何とかMRT→バス→徒歩で今回の滞在先につく。

 

10年以上ぶりにくるが、何というか静かで落ち着いた感じで、やっぱり勉強するところだなぁという凡庸な感想になってしまう。しかし、10年も経てば少しは変わっており、1階にはたぶん以前にはなかった食堂と、なんとモスバーガーがあった。これから朝食はみんなモスバーガーという豪華なこともできる。滞在先の宿泊所は、最低限のものはそろっている上に、やはり机と椅子が素晴らしく快適であった。これまでの疲れがたまっていたのか、夕食を食べたら、すぐにシャワーを浴びて眠る。