多余的話

大沢武彦のブログです。

『近きに在りて』第50号上海史特集、2007年

こちらも、だいぶ前のいただきもの。高綱博文さん、ありがとうございます。
日本上海史研究会編集による特集号。さし当たり、以下、目次より収録「論文」のみを列挙させて頂きます。

[特集]「中華人民共和国前後における中国都市社会の変容」
周武「『全国性』から地方化へ−1945〜1956年の上海出版業の変遷」
馬軍「上海における米の配給制度とアメリカの援助(1947年-1949年)」
大澤肇「中華人民共和国建国初期、上海市及び近郊農村における公教育の再建」
金野純「大躍進時期の政治過程と労働現場−上海市の事例」
[論文]
李培徳「禁と反禁−1930年代、上海と香港の狭間にあった広東語映画」
張尚基「民国時期上海の動物愛護運動−『中国保護動物会』を中心に」
戸部健「民衆教育館による『社会教育』の変容過程−1920年代後半から1940年代天津の事例を中心に」


上海史においては、1950年代がすでに「歴史」となっているのを実感できる論集となっています。