多余的話

大沢武彦のブログです。

2006-01-01から1年間の記事一覧

『諸君!』6月号「あの戦争の仕掛人は誰だったのか?」

台湾で『マオ』は学術著作でないと言われている一方で、日本の情勢はどうですかね。『諸君!』6月号「あの戦争の仕掛人は誰だったのか?」 http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/ 対談者は、伊藤隆・北村稔・櫻井よしこ・瀧澤一郎・中西輝政の5人。 立ち読…

台湾版『マオ』出版中止

前回エントリーのコメント欄でのa-hongさんの御指摘どおり、台湾版『マオ』は出版が流れてしまったようです。改めて整理。 胡宗南後裔戰勝 遠流棄守「毛澤東」 http://www.ctitv.com.tw/new/news/news02.html?id=12&cno=5&sno=262404 以下、非常におおざっぱ…

でました

大沢武彦「戦後内戦期における中国共産党の東北支配と対ソ交易」『歴史学研究』814号、2006年5月。ご連絡頂ければ、抜き刷り・コピーをお送りします。

メモ

台湾版『マオ』はまだ出ていない模様。

矢吹晋「特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』」(全文)

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id:kaikaji:20060421さんより ◎矢吹晋「特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』」(全文) http://www25.big.or.jp/~yabuki/2006/ya-mao.pdf 必読かと。

日本植民地研究会

土曜日に日本植民地研究会で博論ダイジェスト報告を行う。 1時間半近くきっちりと濃密に討論ができ、その中で貴重な指摘をいくつも受け、とても勉強になりました。研究会の後に「中国家庭料理 楊」というお店に連れていただいたのだが、水餃子と担々麺がす…

矢吹晋「特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』」

今日、予約していた21世紀中国総研編『中国情報源[2006-2007年版]』(蒼蒼社、2006年)が我が家のポストに投函されていた。当然、矢吹晋「特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』」を真っ先に読む。特に印象に残ったのは、矢吹晋氏による天児慧氏批判…

セミナー: ユン・チアン『マオ』を読む

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とりあえず、メモ。◎大阪外国語大学中国文化フォーラム http://homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~c-forum/index.htm◎セミナー: ユン・チアン『マオ』を読む http://homewww.osaka-gaidai.ac.jp/~c-forum/note/060310seminar_mao.htm安井三吉さんのコメント 「張…

『百年潮』

中共文史月刊疑因左派攻擊 編委遭改組 http://news.yam.com/cna/china/200603/20060320366178.html気になる記事です。

『中国情報源』と矢吹晋長編書評

id:kaikaji:20060324さんとmengyouさんより。 『中国情報源[2006-2007年版]』 http://www.mmjp.or.jp/sososha/gen06-07.html 矢吹晋「特別書評 『マオ――誰も知らなかった毛沢東』」(見本4頁)pdfファイル http://www.mmjp.or.jp/sososha/mao.pdfこ、これ…

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その9)

えらい間隔が空いて申し訳ないです。さて、今回で『マオ』についてまとまった書評エントリーを書くのを最後にします。それでは、続きです(僕の『マオ』に対する評価をまとめて読みたい方は、[『マオ』書評]をクリックしていただけると便利です。順番が逆で…

国史館

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中華民国史・台湾史専門の方には今更かもしれませぬが・・・台湾の国史館でデジタル化された史料が公開されております。○国史館HP http://www.drnh.gov.tw/○數位典藏資料庫查詢 http://db1.sinica.edu.tw/%7Etextdb/test/drnhBrowse/ ここでデジタル化された…

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その8)

最近、山形浩生さんの「各種の噂」とid:kaikaji:20060211さんに好意的に紹介されたおかげで、多くの人に来ていただいております。『マオ』に対する関心の高さもあるのでしょうが、実はかなり驚いております。大変遅くなりましたが、この場を借りて、みなさん…

再びデザイン変更

今頃、IEで見るとデザインが崩れていることを発見する(FireFox使いなので気づかなかった・・・すいません)。避難の意味も兼ねて、デザインをまたもや変更しました。

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その7)

僕の『マオ』に対するレビューも長くなりましたので、独立して[『マオ』書評]というカテゴリを作りました。僕の『マオ』対する評価をまとめて読みたい方はそちらをクリックしていただけると便利です(順番が逆で申し訳ないです)。さて、続きです。 前回は同…

矢吹晋「『マオ−誰も知らなかった毛沢東』を評す」

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http://www.21ccs.jp/china_watching/DirectorsWatching_YABUKI/Directors_watching_19.html 激烈なツッコミです。あと、 21世紀中国総研事務局コメント:矢吹晋ディレクターの本エッセイは長大書評『マオ―誰も知らなかった毛沢東』のほんのエッセンスに過ぎ…

『マオ』に関するさらなるメモ

“胡宗南将军绝不是匪谍!”―八七高龄孔令晟将军访问记 http://www.peacehall.com/news/gb/intl/2006/01/200601270925.shtml

ノー・ディレクション・ホーム

http://www.imageforum.co.jp/dylan/ マーティン・スコセッシによるボブ・ディランのドキュメンタリー映画。 ようやく行って来ました。3時間半にわたる長い映画でしたが、退屈せずあっという間でした。やはり、圧巻はフォークロック移行期に、観客からブー…

『諸君!』2006年3月号

http://www.bunshun.co.jp/mag/shokun/ 特集 これでも「中国は脅威ではない」と言い張るか! 中西輝政(京都大学教授)「暴かれた現代史――『マオ』と『ミトローヒン文書』の衝撃」 わぁ、きたきたーー。前はスティネット(『真珠湾の真実 ― ルーズベルト欺瞞…

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その6)

もはやすっかり『マオ』ブログと化しておりますが、もうしばしおつきあい下さい。 あと、更新の頻度はもう少し速くするよう努力します。 同書の内容 本書は、言うまでもなく毛沢東の伝記であり、その取り扱う時期は、20世紀初頭からその死までである。すなわ…

デザインを変えてみました

『マオ』を読むブッシュ

http://www.nytimes.com/2006/01/23/politics/23letter.html?_r=1 id:kaikaji:20060125より kaikajiさん、いつも興味深い記事をありがとうございます。 この本で描かれている中国近現代史像は、すでに一つの有力なグローバル・スタンダードとなっているのだ…

『マオ』に関するさらなるメモ

台湾だけでなく香港でも『マオ』が出版されるそうです。ソースは2005年12月17日付『産経新聞』「産経抄」より。 http://www.sankei.co.jp/news/051217/morning/column.htm台湾と香港で中国語版がでると、大陸もおそらく何らかのリアクションを起こすと思われ…

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その5)

同書の根拠となる資料 本書がこれまでの毛沢東に関する伝記と大きく異なるのは、次の二つの資料をふんだんに使った点にある。すなわち、多くのインタビューと新しく公開された「東側」の資料、特にロシア・アルバニアのものである。こうした資料発掘の努力こ…

『マオ』に関するさらなるメモ

id:kaikaji(2005年12月18日のエントリー)より。 アンドリュー・ネイサン氏による批判的な書評「翡翠とプラスチック」、必見(アンドリュー・ネイサン氏には、『中国権力者たちの身上調書―秘密文書が暴いた処世術・人脈・将来性』などの著作があります)。 さ…

ユン・チアン,J・ハリデイ『マオ―誰も知らなかった毛沢東 上』(その4)

上巻と下巻の最初の部分は、自分の専門に近いこともあってか、わりと注釈まできちんと読んでいたのだが、大躍進ぐらいから、多少飽きたこともあってかなりすっ飛ばし気味に読んでしまった。これから何回かのエントリーに分けて、気になったことや違和感につ…

謹賀新年

遅くなりましたが、新年、明けましておめでとうございます。 2006年は、例によって『マオ』から始めます。